2014年 06月 14日
ミーソン⑦ レンガにこだわった理由とは?
崩れかけの遺跡を守ろうと、屋根がかけてありました。下の方は、レンガが朽ちて土になっています。でも、なぜ、石ではなくレンガなのでしょう。これほどの技術があれば、石の方が作りやすいはず。シヴァ神は破壊の神様。やがて崩れて土に戻るレンガは、破壊と再生を表す、つまり輪廻を表しているのかも・・・。
TBS『The 世界遺産』では、こんな風に言っていました。
「レンガは大地を創造する土に、
破壊と生命を象徴する火が加わってできる・・・」
レンガを造る行為そのものが、神にささげる儀式だったの? それで作った祠堂はチャンパ王国の信仰そのもの。考古学って面白い♪ そんな謎に思いを巡らせながら、蝉しぐれの森を歩いて、駐車場へと戻りました。
◆ミーソン聖域(1999年登録)◆