美智代の世界遺産紀行 ~400ヵ所達成!~ 京都在住の世界遺産研究家です。訪れた世界遺産は50ヵ国以上、400ヵ所。家族で旅した体験談を詳細にリポートします。

レーロース⑤ オーラフ鉱山をいざ探検!

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f0019856_17301241.jpg10:30 坑道ツアーが始まりました。建物は博物館になっていて、まずはガイドさんが、鉱山の歴史や仕組みなどをゆっくりと英語で説明してくれます。ここが鉱山都市として発展した条件は、①鉱脈の山、②溶かすして冷やすための水、③燃料となる木、④労働力です。実際、ここには川があり、昔は森もあったのですが、伐採されてしまいました。冬は-50℃になる環境で、暖房に木は欠かせなかったのです。労働力として、多くの移民もやってきました。
木を運ぶための道や運河、ダムもあったそうです。

f0019856_1720566.jpgさあ、ヘルメットをかぶって坑道へ。少しずつ地下15mへもぐっていきます。中に入った途端、ヒンヤリした空気で冷蔵庫みたい。ここは年中4℃なのだそう。夏は寒く感じますが、冬は暖かいと思うのかな? 最初は17世紀に掘られ始めた初期の頃の様子を説明してくれました。
f0019856_17224936.jpg火を燃やすので、煙を出すシャフトや換気のシャフトが掘られていたり、湧き出る水を排水する水車や、鉱石を運ぶ馬やワゴンがあったそうです。ここでライトアップされている青いライン、これが鉱脈です。宝石のようにキラキラ光ってきれ~い♪ 1644~1977年に10万トンの銅を生成し、ノルウェーで最も重要な鉱山でした。

f0019856_17234516.jpg時代が進み、ダイナマイトや電気、トロッコを使って銅を作ることができるようになりました。後半はその仕組みを見せてくれます。効果音で、ダイナマイトが爆発する音が鳴ったり、鉱石を地上に運ぶための巨大なチェーンを実際に持たせてくれたりして、分かり易く工夫されています。
f0019856_1756912.jpg坑道の中の小さな部屋に案内されました。ここは坑夫たちのランチルーム。食事を温める暖炉もあります。仕事の合間のひと時、このイスで一服したのです。

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ここはイベントホール。女性の歌声が響き渡ります。楽器の演奏会もありましたが、寒くて湿度の高い環境に長時間は無理。なんと、結婚式まで行われたそうです。

最後に、1977年閉山のプレートを見つけました。
まだ鉱脈は残っていますが、銅の値段が下がり、会社は倒産。
1980年に世界遺産に登録され、今度は国の歴史を伝える文化財として生きているのです。

058.gif<美智代のワンポイント> オーラフ鉱山情報
6/20~8/15 毎日開館10:00~17:00
坑道ツアー 10:30、12:00、14:00、15:30、17:00 所要1時間
その他の期間はツアーが少なくなります。詳しくは現地HPでお確かめください。

◆レーロース鉱山都市とその周辺(1980,2010年登録)◆
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by micho7E | 2013-12-20 17:04 | ノルウェー