2013年 04月 02日
ルアン・パバン⑬ プーニュとニャーニュを探して!
寺院までは来たものの、仏塔や本堂には見当たりません。私たちが何かを探していることを察知した少年僧が寄ってきてくれました。言葉は分からないものの、「プーニュとニャーニュ」と何度も言うと、通じた様子。この小さい建物に案内してくれましたが、2階の扉には頑丈に鍵がかけられ、絵だけが飾ってありました。普段は非公開なんですね。
プーニュとニャーニュは、4月のピーマイ・ラーオ(ラオスの正月)に登場し、メコン川の水をくむと濁り水が聖水に変わるんだそう。それを黄金のパバーン像に最初にかけるのです。決まった一族だけが魂を呼び起こせると言います。会いたかったのですが、仕方がない。その代り、親切な2人のお坊さんに会えたことに感謝です。
境内のお土産屋さんで、高さ15㎝ほどのプーニュとニャーニュを買いました。本当の祭りでは、この中に人が入るわけですが、みのから麻の糸を引いて手に結ぶと子どもを悪霊から守れるのだそうです。これって、バーシーの儀式! いろんな知識がつながって、ラオスがますます面白くなりました。次に来る時は、ピーマイ・ラーオに合わせてきたいなぁ。
◆ルアン・パバンの町(1995年登録)◆