2011年 04月 11日
いまだに残る津波の痕跡
それ以降、家は2階建てになったと言いますが、今や建物は少なく、寂しい海岸沿いでした。(↑)この家の壁には、「LAND FOR SALE」と書かれた紙が貼ってありましたが、売れるのでしょうか?地震が起こるまでは、海辺のリゾートだったはずですが…。
そして、当時、日本のマスコミを案内したという運転手のヴィマルさんがツナミちゃんの話をしてくれました。母が津波にさらわれ、救助された5分後に生まれた奇跡の赤ちゃん。懐中電灯の明かりだけで出産し、産湯もなかったそうです。両親はその子を「ツナミ」と名づけました。
もう一つの奇跡は、(←)この仏像。周囲の家は壊れているのに、仏像だけは無傷だったそうなのです。仏陀を拝む人々の強い気持ちが奇跡を生んだのかもしれません。ここで手を合わし、人々の幸せを祈ったのですが、まさか日本でも同様の、いやそれ以上の津波が起こるとは、思ってもみませんでした。