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美智代の世界遺産紀行 ~400ヵ所達成!~ 京都在住の世界遺産研究家です。訪れた世界遺産は50ヵ国以上、400ヵ所。家族で旅した体験談を詳細にリポートします。

ラウマ⑥ 豪邸で知った町の光と影

f0019856_11311911.gif今度は、旧市庁舎前の大通りに面したMarelaさんの邸宅を見てみましょう。19世紀、船主の家族が住んでいました。19世紀末、海運で冨を得た人たちの改築ブームがおき、外観は手の込んだネオルネサンス様式、中は外国から取り寄せた豪華な家具や調度品で飾られ、まるで宮殿のようです。
f0019856_13573960.giff0019856_13584473.gif←最初の部屋は、シャンデリアやピアノがあり、サロンのようです。→船の絵画や地球儀があるのは執務室。いかにも船主らしい。
f0019856_13592356.giff0019856_1404440.gif雪深いラウマの家に欠かせないのはタイルストーブ!淡く色づけられた草花の細工が美しく、化粧台かと思いました。ストーブの豪華さは当時のステータスだったそう。家の真ん中にはトイレもありました。

f0019856_1415327.gifそして、華やかな部屋から一変、戦争の記憶が展示された小部屋もあります。テレビでは、1940年2月2日の雪の日、空襲警報がなり、爆弾が落ちてラウマの木造家屋が燃える様子や家の地下室に逃げる人々の映像が流れていました。当時、ソビエト連邦が侵入し、フィンランドは激しく抵抗。一部領土を割譲しながら、独立を守りました。
こんな美しい町にも、悲しい歴史があるなんて!町が生き残るとは、大変なことなんですね。
◆ラウマ旧市街(1991年登録)◆

058.gif<美智代のワンポイント> お得な4館共通チケット!
旧市庁舎(ラウマ博物館)マレラ・ハウス(Marela)キルスティ・ハウス(Kirsti)、陶器工房(Potter's Workshop)の4施設に7ユーロで入館できます。(2日間有効)
陶器工房は旧市街から離れているので行きませんでしたが、個別だと各3ユーロするので、3ヵ所だけでもお得です。


by micho7e | 2010-09-09 08:49 | フィンランド