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美智代の世界遺産紀行 ~400ヵ所達成!~ 京都在住の世界遺産研究家です。訪れた世界遺産は50ヵ国以上、400ヵ所。家族で旅した体験談を詳細にリポートします。

朝鮮王陵⑤ 東九陵、王朝の創始者・太祖の墓

f0019856_173587.gif朝鮮王朝を建国した太祖・李成桂の健元陵は奥の方にありました。高麗の将軍として活躍し、1392年、高麗王に即位、国号を朝鮮にして首都を漢陽(現ソウル)に定めました。幼い頃から弓矢の名手だったそう。1408年73歳で亡後、5番目の息子がこの墓を作りました。門は小川に面し、背後に小山と風水思想に基づいています。

f0019856_17291279.jpg入り口である朱塗りの門は紅門と言います。涼しい木陰はここまで。くぐった途端に緑鮮やかな芝生とまぶしい太陽が降り注ぎ、別世界に入ったことを感じさせます。石畳の神道を通って赤い社殿の丁字閣へ。(←)屋根には魔よけの動物も飾られていました。そして、社殿を通して正面にある小高い陵を仰ぎ見ることになるのです。

f0019856_17414067.gif丁字閣と陵の間にある小さな建物は碑閣(↑)。土台は亀、上は龍の彫刻が施された石碑(→)があり、太祖の経歴や功績が書かれています。

f0019856_1739658.gif陵の上には石像がありますが、柵があって上れません。ただ、左右対称の美しい形、綺麗に整備された芝生から600年間、大切に守られてきた歴史や先祖を思う子孫の気持ちを感じました。
他の墓もすべて東九陵を流れる川に向かって建てられ、基本的な建物や形、構成は同じです。
◆朝鮮王朝の王墓群(2009年登録)◆
by micho7e | 2010-06-25 12:20 | 韓国(済州島/ソウルなど)