2009年 06月 01日
土楼⑦ 振成楼は、「土楼の王子様」 (中国)
ニ重円になっていて、真ん中にあるのは舞台でした。ここである催し物を(←)周りを囲むバルコニーから見るのだそうです。円柱や壁は白い塗装で、手すりのデザインなどが西洋的。オペラハウスを思わせました。でも、裏へ回ると、ちゃ~んと観音様が祀ってあります。
舞台の左右にあるのは井戸。理由は分かりませんが、水温が違っていて、温かい方が「陽」、冷たい方が「陰」なのだそうです。これは同時に、「天・地・人」の方角を表すそうで、何だか凄そう!
(←)こちらが、楼主の林日耕さんです。
今まで宿泊した人と撮った写真やメッセージなどを見せてくれ、とても歓迎してくれました。笑顔が素敵な楼主さんでした。そして、娘さんとお孫さん(↓)。
同じくらいの息子がいることもあり、親しみがわきました。振成楼の中だけでなく、この永定土楼民俗文化村の中を一緒に巡り、細かく説明してくれました。土楼に住む家族の結束や暮らし、優しさに触れるには、宿泊するのが一番だと思いました。
◆福建の土楼(2008年登録)◆