カテゴリ:中国(福建省)( 26 )
2009年 06月 29日
<最終回> 福建省の世界遺産を訪れた感想
f0019856_14281794.gif2008.4.27から5日間の日程で「武夷山」と「福建の土楼」を訪れました。田植えが終わり、ちょうど茶摘の時期。若葉が青々として、田舎の風景を撮影するには適していました。日中はTシャツで過ごせるので荷物も少なくてすみます。ただ、梅雨の走りで雨が多いので、この点だけが気がかりでした。天気さえよければ最高です♪
<中国語> 今回は現地の旅行会社に頼んでツアーを組んでもらいました。武夷山でいかだに乗る時や、土楼で地元の人に説明してもらうなら、中国語ができる人がいた方がです。どちらも外国人客は極めて少なく、中国人の観光客で賑わっていました。

<食事> 脂っこいこともなく、味付けも適度で、どの食事もおいしくいただきました。心配だったら薄味でとお願いするとよいでしょう。ただ、田舎のホテルの朝食は、ジュースもコーヒーもパンもなく、バイキングなのにボリュームのあるおかずばかりでなかなか手がでません。おかゆとザーサイを食べました。アモイの高級ホテルは和食もありました!

<道路事情> アモイから伸びる高速道路は、きちんと整備されています。でも、土楼へ行く道は、クネクネ曲がる山道だったり、デコボコが多かったりして、時間がかかります。ヘルメットをかぶらず、家族を乗せて走るバイクも…。茶畑や棚田もあり、農村の生活が眺められます。

<トイレ事情> 田舎に行くほど、トイレはしゃがむタイプの中国式です。扉がなく、仕切りは胸の高さくらいしかないトイレもありました。つまり、見えてしまうので、人が来ないかハラハラしました。トイレットペーパーがない所も多いので、念のため携帯した方がよいでしょう。

<できれば…> 武夷山は丸1日の観光でしたが、範囲が広いので、もう少し長く滞在し、ゆったり巡りたいと思いました。土楼は46棟が世界遺産です。土楼旅館に1泊して様々なタイプの土楼を見学するのがオススメ。1~2日ではすべて制覇できず、残りはいつか訪れたいです。
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by micho7e | 2009-06-29 10:31 | 中国(福建省)
2009年 06月 28日
アモイ、海が見えるシーフードレストラン (中国)
f0019856_12593850.gifアモイ市街から空港に向かう途中、最後のランチを食べました。「佳丽(JIALI)海鲜大酒楼」!
高級ホテルのような豪華さとスタッフのもてなし。これまで田舎を旅していたので、久々の贅沢♪
アモイ料理と言えば、地元の海鮮。大きな水槽には、何種類もの魚や伊勢海老が入っていて、そのまま調理してくれます。窓際の席からは海が一望でき、旅の最後を飾るにふさわしい場所でした。

<メニュー>
エビの塩焼き、むし魚 (佳花魚)
骨付きの豚のあばら肉、青菜炒め
チャーハン、スープ、フルーツ  合計200元

日本人の口に合う控えめな味付けで、どれもとっても美味しかったです。地元でも人気らしく、大勢のお客さんで賑わっていました。オススメです♪
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by micho7e | 2009-06-28 09:54 | 中国(福建省)
2009年 06月 27日
<寄り道> アモイのコロンス島は大混雑 (中国)
f0019856_18255186.gif最終日は、アモイ最大の観光地、コロンス島に行きました。面積1.78k㎡の小さな島で、各国の領事館や学校、教会などが建ち、「海上の花園」と呼ばれています。シンボルは、島最高峰(92.7m)の日光岩(→)。一番最初に日光が当る場所だからだそうです。ビーチや水族館などもあり、家族連れでのんびり過ごすのによい所でした。

f0019856_1829037.gifしかし、この日(5/1)はメーデー。フェリー乗り場は人があふれ、大混雑です。島は車や自転車などは禁止で、(←)電動カートか徒歩で観光です。私が乗ろうとした途端、押しのけられました。これも中国人らしいところ…。(苦笑)
結局、どこを見ても人だらけで疲れました。世界遺産への登録申請が決まっているので、改めて来ようと思います。
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by micho7e | 2009-06-27 11:07 | 中国(福建省)
2009年 06月 26日
土楼を訪れて・・・
f0019856_17274935.gif世界遺産46棟のうち、30棟を見ました。土楼はもちろん、強く印象に残ったのは、のどかな人々の暮らしです。大家族が一緒に暮らす賑やかさは、昔の日本を思い出す懐かしさがあります。住人が減り、廃墟の土楼もありますが、観光客が来ても、お構いなしに洗濯物を干す所にたくましさも感じました。守るべきは、この「暮らし」かも…。

f0019856_1882796.giff0019856_181324.giff0019856_187116.gif
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by micho7e | 2009-06-26 17:26 | 中国(福建省)
2009年 06月 25日
土楼⑫ 集慶楼(しゅうけいろう)は、「土楼の学校」
f0019856_12584083.gif川の中の渡し石を通り、初渓村に入りました。ここは、今回の旅で最後の土楼、「集慶楼」です。特徴は、72のはしごのような階段(↓)がついていることと、円楼の中心にある祖堂が(←)四角形になっていること。多くの土楼を訪れましたが、どれ一つとして同じものはなく、奥が深いなぁと実感しました。

f0019856_16152459.gif今は博物館になっていて、1階の部屋には、当時の暮らしぶりを示す道具や、婚礼の輿、衣装、鉄を作った窯などが展示されていて、土楼を詳しく知るには最適です。

f0019856_16174244.gif土楼は、地元の赤土に石灰や小石などを混ぜ、(←)木枠に入れてつき固められます。補強材として竹や木の棒も入ります。すべて人力ですから、時間がかかったでしょうね。

f0019856_1622316.gifこちらは、農作業で使う道具(→)。子どもたちが楽しそうに作業を手伝う写真が掲載されていました。

f0019856_1628229.gif(←)一段高いところにある奥まったスペースは、何を意味するのでしょう。普段は物置として使われ、緊急の場合に壁を破って外へ出るための避難口なのです。いろんな工夫が凝らされているのですね。
◆福建の土楼(2008年登録)◆
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by micho7e | 2009-06-25 17:13 | 中国(福建省)
2009年 06月 08日
土楼⑪ 初渓村(しょけいそん)は、「土楼の基地」 (中国)
f0019856_1813534.gif衍香楼から1時間20分。棚田を見ながら、デコボコした山道を上った奥に初渓村がありました。向かいの展望台から見渡すと、谷間の斜面にたくさんの土楼。このうち、10棟が世界遺産です。背後には段々畑が広がり、村では牛をひく人や、桶を肩に担いで水汲みに行く人も…。懐かしい農村の風景でした。
なのに、かつてアメリカの偵察衛星は、ミサイル発射基地と間違えたそうです。
本当は、ミサイルではなく、のどかな「土楼の基地」でした。
◆福建の土楼(2008年登録)◆
<世界遺産短歌> 山間に ドーナツ形の住居あり 福建土楼は 家族の砦  

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by micho7e | 2009-06-08 21:43 | 中国(福建省)
2009年 06月 06日
土楼⑩ 衍香楼は、「土楼の龍王」 (中国)
f0019856_982424.gif振成楼から山間の道を車で30分。南渓土楼群に到着です。川沿いに100の土楼が点在しています。中でも、訪れたかったのは、「衍香楼(えんこうろう)」。TBSの「The 世界遺産」で紹介されていたからです。
川の隣りにあり、(↓)門は上流に向かい、(→)土楼の入り口までクネクネとした塀が続きます。これは、龍を表し、金運を流し込んでいるのだそうです。

f0019856_10289.gif(↑)今度は、入り口の左右に貼られている漢文に注目! 右は、「子孫が代々つながるように」の意味で「衍」という字が入り、左は、「人材が至る所で香りを流すように」と「香」の字が入っています。土楼の名前には、祖先の家訓が込められていて、今でもそれを大事にしているのです。政治家や博士になった一族の写真がたくさん貼ってありました。

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ご主人の蘇さんご夫婦とお孫さん(→)。「テレビを見ましたよ!」と伝えると、とても喜んで、「ご飯を食べていきなさい」と誘ってくれました。しかし、今までの土楼と違ってガラ~ンとしています。136室ありますが、5世帯10人が暮らすのみ。蘇さんの息子さんもアモイにいるそう。時代の波に一抹の寂しさを覚えました。
◆福建の土楼(2008年登録)◆
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by micho7e | 2009-06-06 08:54 | 中国(福建省)
2009年 06月 05日
土楼⑨ 如昇楼(じょしょうろう)は、「土楼の赤ちゃん」
f0019856_1715811.gif橋を渡ってすぐの場所にあるキノコのような土楼は、「如昇楼」です。永定県にある最も小さい土楼で、直径17m、16部屋。昔、竹筒で作った米を計量する「米升」に似ていることから、名付けられました。それでも、ガイドさんは「100人は住める」と言っていましたが・・・。

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見上げると、丸くくり貫かれた空が写真のフレームに収まります。天体観測所のようですね。中庭では、ちょうど人形劇の舞台が設営されていました。お正月や結婚式など祝祭日には劇団がやってきて、地元の人を楽しませてくれるそうです。確かに、人形劇を見るなら、このくらいの大きさの土楼がピッタリ♪ 対岸には小さな小学校があり、子供たちが勉学に励んでいました。一方、土楼の入り口では老人たちが腰をおろしている・・・のどかな村です。
◆福建の土楼(2008年登録)◆


<美智代の豆知識>
永定土楼民俗文化村で世界遺産の土楼は、振成楼福裕楼、如昇楼の他、4つ。f0019856_13594484.giff0019856_142728.gif(←)慶成楼は、現在、博物館です。福興楼は、長方形の土楼(→)。
どちらも振成楼のすぐ近くにあります。
f0019856_14564518.giff0019856_1456736.gif(←)奎聚楼(けいしゅうろう)は、背後の山から下りる虎の頭に見えるそう。光裕楼は、村で最も早い1775年建造(→)。


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by micho7e | 2009-06-05 17:00 | 中国(福建省)
2009年 06月 04日
土楼⑧ 福裕楼(ふくゆうろう)は、「土楼の鳳凰(ほうおう)」
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f0019856_1655149.gif洪坑村の永定土楼民俗文化村には、川沿いに多くの土楼があり、観光地として整備されています。印象に残ったのは、(↑)福裕楼。前・中・後の3つの建物が階段状に高くなり、左右の建物を鳳凰の羽に見立てて「五鳳楼」と言われる形です。5階建ての後ろの建物(→)は、村で最も高く、見張り台でもありました。タバコを刈り取る刀で財を築いた林氏三兄弟が1880年に建造。入り口も、屋根の連なりも3つずつ。「3」は縁起が良いのだそうです。  ◆福建の土楼(2008年登録)◆
中央の祖堂には、兄弟の写真も飾られていました。その後、三男が建てたのが振成楼です。
「すっご~い!」と驚いた表情すると、案内してくれた林さんの娘さんはとても満足そうでした。
<美智代のワンポイント>
土楼は大きく分けて、「五鳳楼」、「方楼」、「円楼」の3種類です。初期の形は「五鳳楼」で、すべての部屋の区画が同じ「方楼」、重みが均等にかかるため地震に強く、死角がない「円楼」とより強固な形に変化していきました。

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by micho7e | 2009-06-04 15:22 | 中国(福建省)
2009年 06月 01日
土楼⑦ 振成楼は、「土楼の王子様」 (中国)
f0019856_1728487.gif朝になり、宿泊した振成楼(しんせいろう)の全貌が見えてきました。1912年から5年かけて建てられた円楼で、高さ16mの4階建て。208の部屋があり、「土楼の王子様」と呼ばれているそうです。特徴は、「八卦(はっけ)」に基づき、建物が8等分されていること。仕切りには、防火壁としての役割も果たす厚いブロックが積まれていました。

f0019856_1458720.gifニ重円になっていて、真ん中にあるのは舞台でした。ここである催し物を(←)周りを囲むバルコニーから見るのだそうです。円柱や壁は白い塗装で、手すりのデザインなどが西洋的。オペラハウスを思わせました。でも、裏へ回ると、ちゃ~んと観音様が祀ってあります。

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舞台の左右にあるのは井戸。理由は分かりませんが、水温が違っていて、温かい方が「陽」、冷たい方が「陰」なのだそうです。これは同時に、「天・地・人」の方角を表すそうで、何だか凄そう!

f0019856_1584019.gif(←)こちらが、楼主の林日耕さんです。
今まで宿泊した人と撮った写真やメッセージなどを見せてくれ、とても歓迎してくれました。笑顔が素敵な楼主さんでした。そして、娘さんとお孫さん(↓)。

f0019856_15412239.gif同じくらいの息子がいることもあり、親しみがわきました。振成楼の中だけでなく、この永定土楼民俗文化村の中を一緒に巡り、細かく説明してくれました。土楼に住む家族の結束や暮らし、優しさに触れるには、宿泊するのが一番だと思いました。
◆福建の土楼(2008年登録)◆
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by micho7e | 2009-06-01 14:58 | 中国(福建省)



京都在住の世界遺産研究家です。訪れた世界遺産は50ヵ国以上、400ヵ所。家族で旅した体験談を詳細にリポートします。
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micho7こと、久保美智代
(愛媛県八幡浜市出身)
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