2005年 10月 09日
アウシュヴィッツ強制収容所、悲しき記憶 (ポーランド)
人類の過ちを教訓として後世に伝え、平和を願う遺産もあります。
「負の遺産」と呼ばれ、日本の原爆ドームもその一つ。
ポーランドには、ナチスがユダヤ人など150万人を虐殺したアウシュヴィッツ強制収容所がたたずんでいます。
入り口の門にある「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」と書かれた看板。「B」の字が上下逆なのは、看板を作った被収容者の抵抗の証といわれています。
銃殺が行われた死の壁の前には、多くの花束とロウソクの灯りが捧げられていました。
ガス室やうず高く積まれた遺品など目を背けたくなるようなものもありましたが、それらを直視することで二度と繰り返してはならない悲惨な歴史を知るという意義を痛感しました。
◆アウシュヴィッツ・ビルケナウ―ドイツ・ナチの強制・絶滅収容所(1979年登録)◆