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美智代の世界遺産紀行 ~目指せ500ヵ所!~ 京都在住の世界遺産研究家です。訪れた世界遺産は54ヵ国、412ヵ所。家族で旅した体験談を詳細にリポートします。

ネウム、ボスニア・ヘルツェゴビナ領の海辺の町

ネウム、ボスニア・ヘルツェゴビナ領の海辺の町_f0019856_97751.gif午後4時10分 ガソリンを満タンにして海沿いの道を南へ、ドゥブロブニクを目指します。高速道路が建設中でひたすら一般道。カーブは多いものの海と山の景色がのどかだなぁと思っていたら、途中が通行止め。なんと、う回路はお隣のボスニア・ヘルツェゴビナの道でした。

ガイドブックには、「ボスニアは治安が完全に回復してないので、レンタカーは自粛した方がよい」と書いてありました。車は少なく、太陽はどんどん傾く。景色を楽しむどころか、不安の方が大きく、ドキドキしながら車を走らせました。結局、何も起こりませんでしたが・・・。 →地図

ネウム、ボスニア・ヘルツェゴビナ領の海辺の町_f0019856_974592.gif午後8時 海辺の町ネウムに到着。ホテルなどが立ち並ぶリゾートですが、海岸沿いの町の中でここだけはボスニア・ヘルツェゴビナ領。これには歴史的に深い訳が・・・。この先でゲートをくぐって国境を越え、午後9時ドゥブロヴニクに着きました。

058.gif<美智代の豆知識> ネウムがボスニア・ヘルツェゴビナ領の理由
かつてラグーサ共和国だったドゥブロヴニク。1667年の大地震が発生し、町は壊滅的な被害を受けました。しかし、この機に乗じて、北からヴェネツィア共和国が攻めてくるかもしれない!当時、貢納金を納めながら自治を認めてもらっていたオスマントルコに緩衝地帯としてこの周辺の土地を割譲。そのまま現在に至っているという訳です。


by micho7E | 2011-10-05 09:38 | クロアチア