2011年 03月 15日
キャンディ① 紅茶が香るシンハラ王朝最後の都
紀元前5世紀にアヌラーダプラで興ったシンハラ王朝最後の都です。 →地図
町の中は車も人も多く、土埃と喧騒がありますが、高台から見たキャンディは意外と小さい町。
標高300mほどの山々に囲まれた盆地で、このあたりが紅茶の産地なんだそう。
町に静けさとゆったりした古都の雰囲気を感じさせるのは、19世紀に造られたキャンディ湖。
夕日を浴びて黄金に輝く町を眺めながら対岸を歩くと時を忘れてしまいます。
周囲の自然景観に調和した静かな古都と呼ぶにふさわしい場所でした。
<美智代の豆知識> 聖地キャンディとは?
キャンディに都がおかれたのは、1592~1815年。南インドからの侵入が相次ぎ、11世紀のポロンナルワをはじめ、都は少しずつ南下し、キャンディに到達しました。今度はポルトガル、オランダの植民地時代を生き抜き、イギリス統治下で滅びました。町から少し離れた湖の右側には、(→)王の正統を表す仏歯寺があり、年1度のペラヘラ祭では仏歯を乗せ、100頭の象が行進します。