2010年 10月 04日
タリン⑥ 華やかなピック通りを闊歩する!
特徴は、通りに面した家の壁に棒が取り付けられていること(→)。琥珀、塩、革製品などを滑車を使って屋根裏の倉庫に運べるようになっていました。
(←)こちらは、どこかで見た顔! ヴィッテンベルクで見たマルティン・ルターにそっくり♪ ドイツの影響を受けている証拠ですね。他にも、エジプト風の像があったり、屋根の上から顔を出す「のぞき見トム」など、キョロキョロしながらの町歩きです。
中でも見逃せないのが、(←)ブラックヘッドの会館。16世紀の再建で、唯一のオランダ様式です。派手な扉なのですぐに分かります。
タリンで身を立てるには、グレート・ギルド(商人の組合)に加わる必要がありましたが、未婚や邸宅のない若い商人は入れません。そこで、守護聖人であるエチオピア出身の聖マリティウスを象徴としたこのギルドに入ったのです。扉の上に聖人の顔が刻まれています。また、メンバーは町を守るために戦う義務があったことを騎士のレリーフが示しています(↑)。
子連れで妊婦で東洋人・・・あまりに目立っていたのでしょう、あちこち写真を撮っていると、「自分たちも撮ってくれ~!」とポーズを決めるカップルもいて、陽気な雰囲気でしたよ!
◆タリン歴史地区(旧市街)(1997年,2008年登録)◆