2009年 11月 27日
カタール③ 砂漠に現るズバラ城塞
18世紀、真珠の取引で栄えた都市で、現在残っているのはこの城塞のみ。周囲は広大な砂の大地です。『地球の歩き方』によると、土曜日は休館日。やはり、フェンスが閉まっている…と思いきや、アラブの白い服を着たおじさんが、扉を開けて手招きしているではありませんか!こんなことだと思いました。中はガランとしていて、壁に発掘の写真などがかけてありました。
簡素で規模の小さい遺跡。これが暫定リストに載っているなんて、他の世界遺産からすると物足りない感じもします。いや、砂漠の厳しい環境の中、立派に残ったということかもしれません。カタール初の世界遺産になるかも…と、しっかり観光しました。案の定、車に戻ったところで、最初のおじさんが寄ってきました。現地通貨がないので、3ドル渡すとにやり♪
行きは、左に曲がる道が分からず、半島の先まで行ってしまいましたが、帰りは迷うことなく1時間40分で空港に到着。「世界一つまらない街」での乗り換えでしたが、有意義に過ごし、いよいよ目的地のシリアへ乗り込むのでした。(シリア編へ続く)
※2013年6月、世界遺産に登録されました! [1][2][3]
◆アル・ズバラ考古遺跡(2013年登録)◆